カイロプラクティック&リフレクソロジー KOKUA(コクア)コクアのブログ

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2013年05月

この前、スーパーで買い物をしていたら「泉ダコ」というタコが売られていた。見たことも聞いたこともないタコなので、珍しさもあり安さにも惹かれ早速購入した。家に帰りもう一度良く見てみると、「泉佐野漁業協同組合」というシールが貼ってあった。で、いろいろ調べてみると、泉南沖でとれるタコを「泉(いずみ)ダコ」と呼ぶらしい。

国産のタコといえば「明石のタコ」が有名だが、泉南沖のタコも結局これと同じらしい。まあどっちも「マダコ」なのだが、大阪湾を北上するか南下するかの違いで、獲れた産地で値段が決まるというバカげた話である。

「関(せき)サバ・関(せき)アジ」もそうである。豊後水道(ぶんごすいどう)の最も狭いところ、豊予海峡(ほうよかいきょう)で獲れた「サバ」や「アジ」が大分県の佐賀関というところに水揚げされれば「関サバ・関アジ」となり高級品として高値で売れる。それが対岸の愛媛県側に水揚げされると「普通のサバ・アジ」となり普通の値段にしかならない。関サバも愛媛のサバも同じサバなのに、「これは、関サバなんだよ、高級なんだよ、だからうまいんだよ」という我々人間はほんとにバカである。あまりいうと関町の人たちに怒られそうなのでこのへんにしておこう。

さて、「泉ダコ」である。味のほうはというと、「うまい!」のであった。歯ごたえしっかり、味もしっかりで、これは「明石のタコ」ですよ、と出されれば、「さすが明石だもんね、他とは違うもんね」とかいってしまいそうだ。ちなみに、この夏徳島で食べた徳島産のタコもうまかった!

ところで、タコの旬は夏と冬なのだそうだが、年がら年中売られている。モーリタニア産やモロッコ産などアフリカの方からも輸入されているからだ。世界中で約200種類、日本近海でも約50種類以上が確認されているこのタコだが、店頭でよく見かけるのが前述の「マダコ」、北海ダコとして売られている「ミズダコ」、胴体に卵を抱えており、この卵の食感が‘飯粒(めしつぶ)’すなわち‘飯(いい)’に似ている「イイダコ」。

どれも特徴があるが、「マダコ」は刺身もいいし、煮付けもいいし、おでんやたこ焼きの具にしてもいい。「イイダコ」は断然煮付け、けれど、個人的には「ミズダコ」は淡白すぎて、刺身にはもうひとつだと思う。

タコ・・・「いも・たこ・なんきん」という言葉にあるように女性に人気の食材である。

タコは8本足だといわれている。一般には足というが実はそれは触手であり手なのである。外敵に襲われたら、捉えられた足を切り離して逃げることがある。そのときの足は再生するが、ストレスによって自分の足を食べることがあるが、この時の食べた足はなぜか再生しない。

一見頭に見える部分は実は胴であり、足の付け根部分が頭である。つまり、頭から足がはえている不気味なやつである。外国では‘デビルフィッシュ(悪魔の魚)’として食べない民族もいるが、骨も皮もなく、どんな料理にも使いやすい優れた食材だと思う。そして、高タンパク低カロリーでアミノ酸の一種のタウリンが多く含まれており、高血圧や肝臓の問題を抱えている方にはオススメです。

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京都・清水寺
成就院の
日本庭園。

一般公開はされていないが、
この日、特別に入れていただいた。

2007年9月撮。




先月、ある方から「からすみ」をいただいた。「からすみ」って皆さんご存知ですか? 三河のこのわた(ナマコの腸など内臓の塩辛)、越前のウニなどとともに日本三大珍味のひとつです。酒飲みにはたまらんほどの珍味です。形状が中国の墨に似ていたことから「唐墨・カラスミ」と名づけられたそうです。

「からすみ」の正体ですが、魚の「ボラ(鰡とも鯔とも書く)」の卵巣を塩漬けして干したやつです。塩漬けなので塩辛く、一度にはたくさん食べるものではない。

では、いただくことにしよう。ビールには合わないだろう、これはやはり日本酒だろうと思い、純米酒の冷やを用意した。さっそく、からすみを薄くスライスし口にいれる。最初、タラコのような味がして、あー、やはり魚の卵だなあとも思うが、やがてチーズのような濃厚な味わいが広がる。といっても乳製品のようなしつこさもない。

ふたたび、スライスしたそれを口に運ぶ。そして、純米酒を一献。あ~、まろやかなお酒とともにからすみがまったりととけていくよー。またもや、一献。ツーッ。あー、生きててよかったなあと、ぼくは思いましたね。(大袈裟やな)

ところで、「ボラ」の身のほうを食べたことありますか。基本的には海水魚だが汽水域(河口など淡水と海水のまじりあったところ)や川にも生息するため、ふつう「ボラの身は臭い」と思いますよね。

「ボラ」という名前のひびきもまずそうですしね。代わりに、「ポラ」だったらどうだろう。アマゾンなどのピラニアみたいでどうもおそろしそうだなあ。「ホラ」はどうか。ハラペコなときに、「ホラ」って突き出されてもなんだか哀れを感じるしなあ。やはり、「ボラ」でいいか。このように、あっちがいいか、こっちが得かなどと、形勢をジーっと見て考えることを、「ボラが峠をきめこむ」という。(ウソです。)

さあこの「ボラ」ですが、きれいな海でとれたやつは実は非常にうまいんですね。10数年前、徳島の鳴門の海でボラ釣りをしたことがある。40~50cmの大きいやつが何匹か釣れた。そのとれたてを近くの知り合いの所で、すぐに刺身にしてもらった。白身で、血合いのとこが鮮やかなピンク色だった。タイと見まがうほどの美しさで、味のほうも、「これはタイですよ」と出されたらわからないほどのおいしさだった。

さて、みなさん、この「ボラ」が出世魚だというのをご存知でした?成長により名前が変わる魚でよく知られているのは、「ブリ」や「スズキ」ですよね。この「ボラ」もそうなんです。以下のように変わります。

2~4cm 「ハク」
4~10cm 「オボコ」・・・・幼い様子などの「おぼこい」の語源
10~30cm 「イナ」・・・・イキな若い衆の「いな背」の語源。若い衆の髷(まげ)の青々とした剃り跡をこの「イナ」の青灰色の背中にみたてた
30~40cm 「ボラ」
40~80cm 「トド」・・・・トドのつまり。行き着くとこまでいった

ときどき思うのですがね、このように「ブリ」や「スズキ」や「ボラ」でも出世するのに、ぼくはなかなか出世しないなあ、って。
でもですよ、彼らは出世すればするほど、人間においしいおいしいと食べられてしまうんですよね。

出世したって敵なし、ではないのですね。人間界でもそうですよね。「出る杭は打たれる」ってことわざもありますしね。
何ごともほどほどがいいのだろうなあ。

初夏に取れる鰹(カツオ)を「初鰹」というのに対して9月から10月のものを「戻り鰹」というのは皆さんご存知であろう。鰹は古事記や日本書紀にも出てくるほど古くから食用にされてきた。しかし、サバほどではないがかなり傷みやすい魚のため生で食べるのは鎌倉時代以降で、それ以前は堅くなるまで干してから食べていた。そこから「カタウオ(堅魚)」と呼ばれだし、略して「カツオ(鰹)」となった。

江戸時代、庶民の間では鰹のお刺身が大人気だった。だが、傷みやすい魚のため食中毒になる人が多かった。そこで、幕府は「鰹のお刺身禁止令」をだした。人々は食べたくて食べたくてしようがなかった。ぼくだって、たぶんかなり歯噛みしてしまっていただろう。なんたってぼくはお刺身のなかでカツオが一番の好物なのだ。ダメと言われればますます食べたくなるのが心情ですしね。

しかし、土佐のひとたちはかしこかった。鰹の表面を焼いて、見た目を「焼き魚」に見せかけ、こっそり食べていた。ところが、意外にもそれがお刺身よりおいしいことを発見した。焼くことでうまみ成分の「イノシン酸」がでるからである。「鰹のたたき」は庶民の工夫からの偶然の産物だったのである。

カツオから次に連想されるのは「かつお節」であろうか。江戸時代、漁業技術がいちばんすぐれていたのは紀州藩(和歌山県)だったが、紀州熊野の甚太郎という人物が魚肉の水分を除去したのをきっかけに、同じく熊野人の土佐与一という人物が「かび節」の製法を始めた。つまり「かつお節」の発明は紀州人とされている。

当時、紀州の漁師の‘うで’は世界的にもかなり名が通っていた。鰹漁も捕鯨も彼ら紀州人の脳細胞からあみだされていた。そしてあの文豪ヘミングウェイも「紀州の漁師と勝負をしたい」、と洩らしていたそうだ。

ギブスではありません。ギプスです。ついつい「ブ」と発音してしまうが、本当は「プ」なんです。ドイツ語の‘GIPS’(石膏)が語源です。

1852年のイギリスとオランダの戦争で、オランダ軍医が石膏を使って傷兵の患部を包んだのが始まりらしい。今までは、骨折や捻挫をしたときにはたいていこの石膏を使ったギプスで治療をしていた。

ぼくも経験があるがとても重いものであった。X線も通さない頑丈なものだった。ムレてムレてとてもかゆかった。石膏の上からかいてももちろんびくともせず、ものさしを中につっこんでかいたりもした思い出もある。

それが、最近では水硬性ポリウレタン樹脂を含んだグラスファイバー製のものが主流となり、かなり軽く、取り外しも可能で快適にはなっている。この技術はハリウッド映画の特殊メイクなどで、顔や体の型を取るのにも使われている。

ちなみに、漫画「巨人の星」の星飛馬(ほしひゅうま)の大リーグボール養成ギプスはバネ仕掛けであった。

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徳島市内でみつけた変な看板。

「明治牛乳」とおもいきや

「明治牛丼」。

2007年8月撮。








妻の体が、半分からポキッと折れたわけではない。先月の最後の日曜日、妻がソフトバレーというのを、小学校の体育館でやっていて、ちょっぴり頑張りすぎたというか、年齢のことも考えず、無理にボールを捕球しようとしたせいか、後ろに倒れたときに、右手首をついて、怪我をしてしまったらしい。

日曜日だったせいで医者にもいけず、イタイイタイと一晩過ごし、翌日検査した結果、右橈骨(みぎとうこつ)の骨折で、手首部分に「ひび」がはいっているということだったらしい。

しかし、厳密にいうと、医学用語では「ひび」という言葉はなく、剥離(はくり)骨折、裂離(れつり)骨折、亀裂(きれつ)骨折などの用語をカルテに記載する。

橈骨(とうこつ)というのは前腕の骨で、前腕というのは肘から手首までをさし、この橈骨と尺骨(しゃっこつ)の2本の骨で構成されている。皆さんはトリの手羽先を食べたことありますよね。ない人はすぐにスーパーへ走り、この手羽先を購入し、煮るなり焼くなりしてむしゃむしゃと食べてください。

肉を残らず食べると、骨が2本平行にならんでいますね。人間の前腕はこのトリの手羽先にあたり、同じような感じで、2本の骨が平行になっている。橈骨は親指側で尺骨は小指側である。

さあ、その橈骨を骨折してしまった。全治3週間。しかも、利き腕の右である。ギプスと包帯で痛々しい。仕事のリフレクソロジーもできないどころか、家事もままならない。さあ、困った。こう見えても(どう見えるんだ)、ぼくは自称「家事ヘルパー人間」で、国際紛争があちらこちらで起こる中、料理関係を中心に日々果敢に‘軍事介入’ならぬ‘家事介入’しており、できうる限りの援助を施してきたつもりである。

しかし、今回、「家事全般」という任務をまかされ、ことの重大さというか、家事そのものの大変さを実感したものであります。朝、昼、晩の食事の準備、調理、そして、あとかたづけ。布団の上げ下ろしに、掃除、洗濯。あーあ、世の中の女性はなんと大変なのであろう。

特に、お仕事をお持ちのママさん。あなたは、なんてすごいのでしょうか。朝、家族の誰よりも早く起き、ご主人とお子さんと自分のお弁当を作り(昨日の残り物をつめただけのひともいるとはいえ)、

お化粧も短時間ですまし(口紅が唇からはみでているひともいるとはいえ)、

ギュウギュウの通勤電車で髪を振り乱し(揺れたときに前の男のひとのネクタイにしがみついたひともいるとはいえ)、

おろしたての新しい靴を誰かに踏まれ血相を変え(ハイヒールのかかと部分で踏み返したひともいるとはいえ)、

会社ではイヤな上司におべっかを使い(後輩にイヤな仕事を押し付けたひともいるとはいえ)、

家に着く前にスーパーで買い物をし、へとへとになって帰ってき、子供の宿題を見て、わが子の行く末を心配し、会社からさぞかし疲れて帰ってきたであろうご主人のために、おいしく作ったつもりの晩ご飯も、

「なんや、この味」とか「きょうはこれだけか」などといわれても、グッと我慢してまた翌日、同じことをなにげなく繰り返す‘あなた!’。声を大にして言おう。「あんたはえらい!」

で、ぼくは今回実感しました!!家事による‘肩こり’というのを!!(いきなり何や)。
首や肩が凝って凝って、あー、台所で料理や皿洗いなどの同じ姿勢をズーッとやっていたからであろうなあ。コクアに来られる奥様方のお気持ちがこれでよくわかりました!!世の中のおとうさん、奥様の大変さをどうぞご理解してあげてください!!!

え?何です?今まで、理解もせず治療してたんか、ですって?いや、まあ、そういうことでもないですけどぉー・・・・

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