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喜びの声 23歳 女性
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「フィト」はギリシャ語で「植物」、「ケミカル」は化学物質の意味。
野菜などの植物は動物とは違い、どんなに太陽が降り注いでも自分では陰などに移動できませんよね。
また、いくら風雨が激しくても、害虫や動物が近づいてきても逃げることはできません。
そのため、植物たちはそれらから身を守るために、「色素」「香りや臭い」「辛み」「苦味」などの機能成分をみずから作り出しました。それがフィトケミカル(ファイトケミカルともいう)です。
そして、この成分には活性酸素を無害化する働きがあります。活性酸素は細胞をサビさせ、肌のバリア機能を低下させたり、血管壁をボロボロにしたりします。つまり、病気や老化の原因となります。
人間はフィトケミカルを作り出すことができないので、野菜や果物を食べることによって抗酸化力をつけないといけません。ということで、今日から色つき野菜や果物をどんどん食べましょう。
以下が色のついた野菜や果物の抗酸化作用です。『病気にならない魔法の7色野菜』という本からの引用です。
赤 リコピン・・がんや動脈硬化の予防、アレルギー対策。トマト、スイカ、金時人参、柿
カプサンチン・・善玉コレステロールの増加。パプリカ、とうがらし、赤ピーマン
橙 プロビタミンA・・コレステロール調整。かぼちゃ、にんじん、みかん、ほうれんそう
セアキサンチン・・視力低下予防。パパイヤ、マンゴー、ブロッコリー、ほうれんそう
黄 フラボノイド・・高血圧予防、血管壁強化。たまねぎ、ほうれんそう、イチョウ葉、パセリ、柑橘類
ルテイン・・視力低下予防、肺機能の向上。とうもろこし、ブロッコリー、マリーゴールド、かぼちゃ
緑 クロロフィル・・抗酸化作用、消臭・殺菌作用。大麦若葉、ほうれんそう、モロヘイヤ、ブロッコリー
紫 アントシアニン・・視力低下予防、高血圧予防。ブルーベリー、なす、紫芋、赤しそ、紫キャベツ
黒 クロロゲン酸・・血圧や血糖の調整、ダイエット効果。ごぼう、じゃがいも、バナナ、なす、ナシ
カテキン・・がん予防、コレステロール調整、ダイエット効果。緑茶、柿、ワイン
白 イソチオシアネート・・がん予防、ピロリ菌対策。キャベツ、大根、ワサビ、ブロッコリー、菜の花
硫化アリル・・がん予防、抗酸化作用、血液サラサラ効果。ねぎ、たまねぎ、にんにく、にら
<材料>
金目鯛(下処理済み)、
しょうが2片。
「煮汁」(しょうゆ100CC、
みりん100CC、
砂糖大さじ3
「玉酒」(酒と水を合わせたもの 酒大さじ4、水200CC)
<作り方>
鍋に「煮汁」の材料を入れて火にかけ、沸騰したら金目鯛としょうがを入れて落としぶたをして、煮汁がふたにあたるくらいの火加減で煮る。落としぶたがなければアルミホイルで代用。
※沸騰している煮汁に入れることで、しょうゆでコーティングできて、魚の臭みがとれ、うま味を閉じ込めることができる。
煮汁が魚全体に回り、ふたの上にかぶるようになってきたら「玉酒」を回しかけ、再び煮汁が落としぶたに軽くかぶるくらいまで煮る。
冷めてもおいしくいただけます。日本酒が合うと思いますよ。
玉酒の「玉」とは江戸時代に作られた玉川上水。江戸市民の飲料水だった。
玉酒を加えることにより、水で魚をふっくらさせ、酒でそれを逆に締める、というわけ。これにより、ちょうど良い具合に仕上がるということです。
金目鯛(キンメダイ)・・・名は体(たい)を表すという。名は鯛を表す?
確かに金色の目をしていた。この目には優れた遠近調整能力がある。
タペータムという反射膜により、あの真っ暗な深海でもエサを捕獲できるという。
1億年前に出現した古代魚だそうで、1830年、最初、モロッコ沖で発見された。
日本で食べられるようになったのは戦後になってから。
タンパク質やミネラルが豊富で、他にも、リン、鉄分、ビタミンB1、B2も多い。
買うときは、目が金色で、全体が鮮やかな赤色のものを選ぶとよい。
実をいうと、魚屋やスーパーでは赤色なのだが、深海では太陽光線の赤い色は吸収されて赤く見えず、ほとんど黒い色に見えるそうだ。
残念ながら、旬は冬で、ぼくも2月に買いました。なので、キンメは来季まで我慢してください。作り方は他の魚にも応用できますので、ぜひ、おいしい魚の煮つけをすっきりとした辛口の純米酒とともにお召し上がりください。