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今年の「初日の入り」
淀川の堤防からの落日の風景も割と美しいのであった。
(2017.元日撮)










あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

皆さんは年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。お節料理作りに忙しかった方。里帰りをした方。お孫さんたちの元気な顔が見れて幸せだった方。何もせず、普通に過ごされた方。まあ、いろいろですよね。

さて、ぼくは毎年、「初日の出」を拝みに行きたい、見よう見よう、と思いつつ、ついつい朝寝坊をして見る事が出来ないでいる。今年こそ今年こそと思うのだが、結局、前の晩、つまり、大晦日の夜はいつもゆく年くる年の除夜の鐘がテレビから聞こえてきても、日付が変わって新年を迎えても、ひたすらお酒を飲んでいるからだ。

従って、年の初めの朝日はお目にかかれないが、逆に夕日は毎年拝んでいる。

「初日の出」に比べれば、「初日の入り」なんてありがたみはそれほどないのだろうが、それはそれで、ああ、1年が始まるんだなあ、頑張らないとなあ、なんて思いながらお天道様に向かって、パンパンって手を合わせ、今年こそいいことありますように!って願うわけである。そして、また、家に向かって歩きながら、「初晩ご飯」のことを考えているとヨダレが出てくる始末。これの繰り返し。ああ、また、こうやって歳をとるんだなあ。

ところで、年末の紅白の出場者をみて、気になるのが、やたら人数の多いグループが増えたなあって。

もっぱら、最近の歌などに興味がないので、歌手名やグループ名など知らない人ばかりなのだが、最近よく出てくるのが、AKBをはじめとした、なんちゃら48。大阪のNMBなど姉妹グループが全国あちこちにあるらしい。

今回の紅白でそのAKBとともに出てきたのが乃木坂46と欅坂(けやきざか)46。2人足らなくても48には負けないぞ、という意味があるらしいが、それにしても46でも多すぎる。それに、欅なんて読めないし、書けないし、いったいその欅坂はどこにあるのか?

ただ、乃木坂は良く知っている。東京赤坂にある乃木神社の前の坂道だ。この神社は明治時代の軍人さん、乃木大将を祀っている。明治天皇が彼のことをとてもお気に入りだったらしく、この乃木希典も明治天皇崩御の後、天皇を慕って殉死した。死んでから神さんとして祀られているのは、この乃木さんと菅原道真ぐらいだろう。

これも、余談だが、昔、ぼくの友達が結婚式をこの神社で挙げ、披露宴を境内の乃木会館でおこなった時、司会を務めたことがある。ぼくの友達というのは当時、キャセイ航空のキャビンアテンダントをしており、香港在住(もちろん日本人)だったせいか、お相手の男性はマレーシア人という国際結婚だった。友達からは、おもしろおかしく司会進行をしてほしいと頼まれていたが、場所が場所だけにそうもいかず、すごく緊張したお堅い雰囲気になったのを今思い出した。

少し脱線したが、しかしまあ、今回の紅白、48,46,46。3組合計で140人。顔も皆同じに見える。多勢に無勢。十把一絡げ。とにかく数で誤魔化そうとしている。何事も多けりゃいい、ってもんじゃない。

赤穂浪士も多すぎる。たかが吉良さんひとりをやっつけるために47人も集め過ぎではないか。卑怯じゃないのか。

アリババと40人の盗賊も多い。だいたい、盗人なんてこっそりひっそりしないと成功しないんじゃないのか。40人もいたら騒々しくってバレバレじゃないのか。せいぜい、オーシャンズ11くらいでちょうどいいのではないのか。

いや、事を成すにはもっと少数精鋭がいい。7人がいい。黄金の7人しかり、荒野の7人しかり、そして、七人の侍。おっと、古くてごめんなさい。

これほど、わーわー言ってはいますが、実はぼくは紅白自体はほとんど観ておらず、ダウンタウンの番組を観ながらガハガハ笑っていましたけどね。

今年も、コクア通信はこういう感じの軽いタッチでいきますので、みなさん、どうぞ力を抜いてお読みいただければ幸いです。施術の方は、当然力を入れて、真心こめてさせていただきますので、よろしくお願いいたします