そろそろ花粉症の季節がやってまいりました。症状のきつい方は大変ですよね。この時期、花粉症やアレルギー性鼻炎に限らず、気温の変化の激しい季節なので、風邪もひきやすくなる。すると、やっかいなことに鼻水が出る。ティッシュでかんでもかんでもとまらない。

さて、なぜ、鼻水が出るのかというと、ハウスダストやウイルスや花粉などが鼻の粘膜に付着すると、ひとつの防衛反応として、それを異物と判断し分泌液がでる。それが鼻水。

それにより、異物が体外に流されるわけである。

花粉症の人はその異物である花粉に異常に反応してしまうし、風邪の引き始めの人は、ウイルスを侵入させまいとして、次から次へと鼻水が出るのである。洗い流してくれてるわけである。

この人たちの鼻水はサラサラで透明である。サラサラすぎてティッシュに手が届く前にタラ~っと口元、顎、そして床へと垂れてしまう。

だが、運悪くウイルスが体内に侵入し、本格的に風邪をひいてしまった人の鼻水はネバネバとした黄色に変化する。ひどくなると緑色になる。これは、体内の白血球がウイルスや菌と戦った屍骸や残骸が混じってくるからである。

このとき、鼻をかむと当然ドロバナである。すると当然、人はどうしてもそのティッシュの中の物質を見たくなる。

「どんなんかなあ」って仁鶴師匠を真似てティッシュを広げてその黄色もしくは緑色のものを見ると、たいていの人は「わっちゃあ~」という表情になる(ニヤニヤする人なんていません)。

でも、その黄色や緑色の物質に目をそむけないでください。なぜなら、それこそ、免疫システムが正常に働いている証拠なんです。白血球が必死に戦ってくれているのです。
今度、皆さんも声をかけてあげましょう。「白血球君、ガンバレ!」って。