DSCN0840
今年の桜が楽しみだ。
これは4年前の大川の桜。
桜ノ宮駅近くの川端にて。
(2013.4月1日撮)







センバツも終わり、桜の便りがあちこちから聞こえてきて、プロ野球が開幕すると、あ~、ようやく春が来たんだなあ、と感じる。今年のタイガースはひとあじ違うぞ、と毎年毎年、この時期思うのだが、終わってみれば、ここ10年以上がっかりしどおしであった。今年はどうなるやら。

さて、気候がよくなると旅に出たくなる。旅にもいろいろある。ツアーに申し込むと連れて行ってくれる旅。普通に、個人で行く旅。移動手段もバス、鉄道、飛行機、マイカーとさまざまだ。

その中でも、ぼくは鉄道旅が好きだ。それもひとり旅。コクアの常連さんにも鉄道ファンのかたが何人かいらっしゃる。

鉄道ファンの中でもいろいろ分野があるらしく、たとえば、乗っているだけで楽しいという人を「乗り鉄」という。

車両や駅舎や鉄道に関するものを写真に撮るのが大好きな人を「撮り鉄」。

列車の音や駅構内のアナウンスなどのあらゆる音を録音する人を「録り鉄」。

「葬式鉄」という言葉もあって、寝台特急などのラストランに殺到する人だそうだ。

子供の鉄道好きに付きあううち、いつの間にかファンになってしまった母親は「ママ鉄」。

切符や駅弁の包装紙などを集める人を「収集鉄」。

鉄道模型が好きな人を「模型鉄」・・・などといろいろきりがないくらいだ。

コクアの常連さんのDさん(14年間も来院してくださっている)は鉄道に関することなら何を質問してもすぐ答えが返ってくる、というそれこそ筋金入りの「鉄ちゃん」。

この方は、「乗り鉄」らしく、いろいろな列車に乗っているだけで幸せなんだそうだ。毎年、JR西日本が発売するキップがあって、それは元日の1日だけ特急列車に4回乗り放題というものらしく、Dさんはこれで毎年、旅をするらしい。

旅といっても我々が思い描く旅ではなく、「乗り鉄」よろしくまさしく乗っているだけの旅。

ある時は、朝早く、新大阪駅から山陽新幹線で博多駅まで移動する。その間、駅弁を食べたり車窓を楽しんだりする。
博多駅到着後、駅構内を20~30分ほどウロウロして、再び博多から新大阪まで戻る。
そして、すぐに、特急「サンダーバード」に乗り込み、富山駅へ。
またもや観光することもなく、駅の売店で富山名物「ます寿司」を購入し、「サンダーバード」で食べながら大阪へ、というほんとに乗っているだけの旅。

またある時は、新大阪駅から山陽新幹線で新山口駅へ。
特急「スーパーおき」に乗り換え、出雲市駅まで。ここで、下車して一畑電車に乗るつもりだったらしいが、おトイレに時間がかかり乗り遅れたため断念。
出雲市駅からは「スーパーまつかぜ」で鳥取駅へ。もちろん、観光見物することなく、「スーパーはくと」で大阪へ戻ってくる。

これら、すべて日帰りなんです。ぼくのような、単に鉄道での旅が好き、とはわけが違います。根性入ってます。ついていけません。Dさんはぼくのようにローカル電車でのんびり旅をするというちんたらするのが嫌いらしく、新幹線や特急列車でビュワーンというのがいいらしい。こんなDさん、ぼく大好きです。でも、たまには、ローカル列車でのんびり旅もいいもんですよ。

DSCN3644

JR予讃線、香川県海岸寺駅の跨線橋から
















DSCN3721


忍者電車でおなじみの三重県の伊賀鉄道
















DSCN1701

JR四国徳島駅の裏側にある車両基地