われわれが活動する時には、エネルギーが必要ですよね。そのエネルギーをつくる過程で発生するのが「活性酸素」とういうものです。

漢字だけから想像すると、「ヒトを活性化してくれる酸素」などと人体にとても良い響きがありますが、けっしてそうではなく、これはサビであり、カスであり、いわば産業廃棄物みたいなもので、これが体内で悪さをします。
体内の細胞を酸化させてしまうわけです。

ヒトは生きている限りこの活性酸素が発生するのですが、この活性酸素で壊された部分を補修するための栄養素のひとつに「タウリン」があります。

このタウリンを多く含む食品はカキ、魚の血合いもそうですが、卵にも多く含まれます。

この、タウリンは疲労回復成分としてアスリートも注目しており、一流選手の中には、卵をたくさん食べる人も多いということです。

ですから、みなさんも、一日一個は卵を食べることにしましょう。
卵は完璧なタンパク質食品です。

タウリンにはコレステロール値を低下させる効果もあるようです。
卵を食べるとコレステロール値が上がるというのは遠い昔の話。今の研究ではそれは間違いだったとわかりました。毎日二個三個食べても大丈夫のようです。

そして、タウリンはなんと妊活中の男女にも効果があるらしく、細胞内構造物のミトコンドリアを増やし、細胞を若返らせ、卵子や精子に良い影響をあたえるのです。

最後に余談ですが、タウリン入りの栄養ドリンクはやめたほうがいいいです。なぜなら、余計な糖分を摂取することになるからです。ということで、きょうから卵料理ですな。