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ハワイ・オアフ島のノースショアのある海岸で
偶然にもウミガメに遭遇!
当然、子供はカタマッた!
(2006年4月撮)





先月の某テレビ局制作である人気健康番組のデータ捏造事件は、一部の人たちにとっては驚きだったであろう。ぼくは観ていなかったのでその件についてはよくわからないが、まあ、正直のところ、「ついに」あるいは「やっぱりな」という気持だ。視聴率を上げるため、売上を伸ばすため、裏でやられていることはまああんなものだろう。

だいたい、ぼくはあの手の健康番組はいっさい観ない。アレがいい、コレがいいと、スーパーへ走り、いちいち買い求めているうちに、‘みのもんた症候群’になり、ついに病気になってしまう。

中でも‘〇〇ダイエット’とか‘ヤセる’などのタイトルがついているものはマユツバ度100%だと思っている。だいたい、食べて痩せるものなんてないし、痩せる機械もない。こんなこと書くと今その方法でダイエットしていらっしゃる方は憤慨されるとは思いますが、痩せる太るというのは、入ってくるカロリーと出て行くカロリーの差なんですよ。よく食べてもよく動けば太らないのです。(何を食べるかも問題です)

「でも、わたくしは〇〇ダイエットで痩せたのでございますわよ!」とおっしゃる奥様もいるでしょう。しかし、その方はそこにいきつくまで数々のことを試してこられたことでしょう。たぶん、フィットネスジムのエアロビなどで汗も流されたことでしょう。リンゴ1個で1日を過ごされハラペコで涙も流されたことでしょう。で、様々な努力が実り、体の代謝サイクルが正常になり、たまたま、始め出した〇〇ダイエットの時期にうまい具合に痩せ始めた、というパターンが多い。

でも、入るカロリーより出るカロリーが少なければまた太るでしょう。だが、この「痩せてる太ってる」というのも個人の価値観でかなり違ってくると思う。その方は太っていると思っていても、ぼくからしたらそんなに太っているとは思えない場合が多い。とにかく、健康であればいいのに、と思う。

「わたしは太っているかも」と思われるかたは、一度海外旅行(アジアを除く)でもして、向こうの女性を見てきてください。いかに自分がまだ華奢(きゃしゃ)だったことに気づくでしょう。

皆さんは‘BMI数値’というのをご存知ですね。体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m))が22という値に近いほど病気になる確率が低いといわれています。あなたも、1度計算してみてください。25を越えて来ると危険信号です。ただ、これはあくまで目安なのであまりめくじらをたてないほうがいい。気にしすぎては、ストレスがたまり、交感神経優位になり、病気になりますよ。

でも、世の中にはテレビ番組にしても商品にしても情報にしてもほんとに健康美容関連が多いですなあ。うかうか手をだすとえらいことになりますなあ。明らかにマユツバとわかればこっちも「やめとこーっ」となるが、それがわからないから困るのである。

特に‘ダイエット’という言葉にはほとんどの女性の方がよろめいてしまうだろう。そこで、こういうことにならないように、どれくらいアヤシイかをマユツバ度であらかじめわかればいいなと思いませんか?

例えば、マユツバ度研究所のようなところに電話して、「何月何日何時の〇〇という番組はマユツバ度はいくつですか?」とか「〇〇会社の〇〇ダイエットサプリメントはマユツバ度はいくつですか?」とか。

そうすると、先方が直ちに覆面調査員を派遣する。もちろん、その調査員は過去に何度も数々の健康美容商品に飛びつき苦汁をなめた経験のあるつわもの達である。そして、調べた結果を後日、「マユツバ度1です」とか「5です」とか、5段階にランク分けして答えてくれる。レストランやホテルなどの五つ星みたいなもんです。

マユツバ度の場合、数が増えるに従って「ダメ」ということにする。仮に、ある健康番組を観てみるべきか否か迷っているときに電話した場合、研究所の回答は次のような感じである。

マユツバ度1・・・興味があるなら観てもよい。いい情報にありつけるかもしれない。

マユツバ度2・・・時間があり、どうしようもなく暇で、テレビでも観ようかな、と思うなら観てもよい。

マユツバ度3・・・できれば観ない方がよい。観るのはかってだが時間の無駄である。

マユツバ度4・・・観る価値なし。

マユツバ度5・・・絶対観てはいけない。もし、観たとしてもその番組どおりに実行してはならない。あとで
それがウソとわかり、あなたがショック死しても当局は一切関知しない。

どうです?こんな研究所あったらいいでしょ?便利でしょ?ありがたいでしょ?
でもなあ、次のような電話があっても困るなあ。

「あ、もしもし、3丁目のコクアの施術のマユツバ度はいくつですか?」