(材料4人分)ブリ4切れ、マイタケ1株、白ネギ1本、ショウガ1かけ、だし汁1カップ、砂糖大さじ1、しょうゆ小さじ1.5、塩小さじ0.5、片栗粉小さじ1(同量の水で溶く)

マイタケは食べやすい大きさに裂いておく。白ネギは1cm厚の斜め切り、ショウガは皮をむいて繊維に沿って2mm厚に切る。大き目の平底鍋に、だし汁、砂糖、しょうゆ、塩を入れて煮溶かし、マイタケと白ネギを加える。蓋をして3分ほど煮る。

マイタケと白ネギを隅によせ、煮汁を沸騰させたとこにブリを入れる。落し蓋をして中火の弱火で煮て、ブリに味を染み込ませる。ブリの中央にまで火が通ったら、皿に1切れずつ盛り付ける。残した煮汁に水溶き片栗粉を加えて沸騰させてとろみをつけ、あんを作る。ブリの上からあんをかけて出来上がり。

ブリ・・・ブリには、ビタミンB1、B2、D,Eを多量 に含み、中でもビタミンDが多く体の中でカルシウムの作用を助けるはたらきがあります。また、質のよいたんぱく質と脂質も豊富に含まれています。

そのほか鉄分も豊富で貧血に効果があり、これらの栄養素は血合い部分に多く含まれていると言われます。

また脂の中には、EPAとDHA(不飽和脂肪酸)を含んでいて脳細胞を活性化する、血栓の発生を抑える、血中コレステロールを下げる、動脈硬化や痴呆を防ぐなど優れた効果があります。

ブリにはビタミンEも含まれていますので、不飽和脂肪酸は酸化されやすいのですが安心して食べることができます。ブリはご存知のとおり出世魚です。成長につれ呼び方が変わります。地域によっても違います。

関東・・・約15㎝まで「ワカシ」 約40㎝「ワラサ」 約90㎝以上「ブリ」
関西・・・約10㎝「モジャコ」 約60㎝「ハマチ」 約80㎝「ブリ」
鳥羽・志摩・・・流れ藻についているもの「アブゴ」 15~30㎝「ツバス」
         30~50㎝「イナダ」
         重さ約4キロまで「ワラサ」 
         重さ約7キロまで「ハナジロ」 
         それ以上「ブリ」