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徳島県鳴門市にある穴場中の穴場「竜宮の磯」。
観光スポットでないため地元の人にしか知られていない。
ここにも竜宮伝説があるという。(2014.7月撮)





先月、テレビを観ていたら、インターネットで「まだ全国に知られていない観光スポット」の人気投票というのがあり、それの第1位のところを紹介していた。

そこは「タツノオトシゴハウス」という施設であった。

??と思っていたら、日本で唯一の「タツノオトシゴ専門の観光養殖場」だという。

場所は鹿児島県の南九州市頴娃町(えいちょう)というところで、薩摩半島の最南端部。

鹿児島県の地図があればご覧ください。大隅半島と薩摩半島がありますよね。で、その地図を逆さにしていただいたら、ほ~ら、何かに似ていませんか。

そうです。タツノオトシゴのツガイが向き合っているように見えますよね。この、施設の位置はタツノオトシゴの「目」の部分にあたるそうです。

テレビの映像に映った水槽の中にはなんと200匹がウヨウヨ。施設内では成長過程別に50個ほどの水槽があり、合計5000匹が飼育されている。こちらでは、販売もしていて、1匹3000円~7000円で購入できる。その他、水族館やペットショップにも卸しているらしい。

ところで、なぜ、ここに「タツノオトシゴハウス」があるのかというと、このあたりの南薩摩地方には「竜宮伝説」があるからだ。隣の指宿(いぶすき)市には「竜宮神社」というところがあり、「枚聞(ひらきき)神社」というところには「玉手箱」までが保存されているという。

さて、この「竜宮伝説」あるいは「浦島太郎伝説」は全国いたるところにある。
実は、ぼくもそれらしきところを行ったことがある。

それは、2014年の7月に毎年恒例の「青春ひとりたび」で訪れた徳島県の鳴門の土佐泊(とさどまり)というところにある「竜宮の磯」がそれである。その時の珍道中ぶりはコクア通信「ツアーでは行けない鳴門」VOL114、115をお読みください。)

暑い中、汗をダラダラ流しながら歩いていたぼくの目に入ったのは・・・

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大鳴門峡を望む美しい海岸であった。「鳴門には竜宮城の入り口がある」と「太平記」にも記されている。














DSCN1610満潮の時はこの砂浜にも波が打ち寄せるという。

右の方に見える磯が「竜宮の磯」。

着いた時は幸運にも干潮だったので近くまで行くことができた。











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裸足になるとケガをしそうだったので、靴のまま濡れないように石伝いに進む。

水は澄んでいて、ときおり小魚が顔を出す。












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岩のテッペンに何かあるぞとなおも近づいたら、石で作った祠(ほこら)のようであった。

竜宮に住む竜神を祀っているのであろう。

次に来るときは、海パンとゴーグルでじっくり潜水調査せねばならない。








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