高松城のお堀の横を走り抜ける高松琴平電鉄
(通称:ことでん)。
全国でも珍しい風景だと思う
(2016.7月撮)
毎年恒例の青春ひとり旅。今回は久々に「青春18きっぷ」を握りしめての1泊2日の旅。
2日間なのであまり遠方にするとキツイので、岡山県と香川県を主に城めぐりの旅にしてみた。
当初、大阪から岡山までも18きっぷでローカル線をのんびり行こうと計画したのだが、この線は通勤通学電車でとても混むという情報をコクア常連さんのOさんやDさんから聞いたので、ここは少しズルして岡山までは新幹線、それから先を18きっぷで移動することにした。
さて、今回はどんな旅になるのか。城めぐりとはいえ、岡山の桃太郎伝説も解き明かしてみたい。瀬戸内のどこかの海で泳いでもみたい。あれも見たいし、これも食べたい。そんなこんなで夢膨らませいざ出発。
ここまでは、出発前に書いているので、どうなったのかぼくも知りません。
7月22日金曜日。朝7時39分発のこだま733号に乗り込む。なんで、今どきこだま?とお思いでしょう。のぞみだと岡山まではわずか45分。せっかく18きっぷ以外に新幹線代も払うのだから(このへんセコイ)、少しでも長く旅情を楽しもうと1時間10分かけて行くことにした。それに、ゆっくり駅弁も楽しめる。
N700系が主流の今、500系は貴重。
こだま733号の指定席車両(4~6号車)は旧グリーン車を改造しているので「2列&2列シート」でいごこちバツグンだった。
朝8時前だが駅弁とビールがぼくの定番旅スタイル。
岡山駅からは快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡る。
別途520円を出し、先頭のデッキ車両1階指定席に乗車。
2階のグリーン席は18きっぷは不可。高松駅まで1時間弱の旅。
高松駅からは徒歩数分の高松城をめざす。
日本三大海城の1つ。
東門が大手門なので旭橋を渡って入場。
すぐに目につくのは当時からの建物、艮櫓(うしとらやぐら)。
三の丸をぬけると渡櫓・水手御門・月見櫓。
これらもすべて江戸時代から現存している。
写真は城の外側から撮影したものです。
堀の水はすぐ北側の瀬戸内海から海水を引いているので、お堀には鯉ではなく鯛が泳いでましたよ。
高松に来たら忘れてならないのがうどん。
時間が無かったので駅構内の「連絡船うどん」へ。
昔は宇高連絡船フェリー乗り場にありました。
場所柄、お値段は少し高め。
さて、次は、現存天守12城のひとつ丸亀城へ。
ここは、石垣の名城として有名で、4層に重ねられた高さ約60mの石垣にそびえる天守の様は、中世ヨーロッパのお城のようでもあった。
では予讃線で丸亀駅へ向かいます。もちろん、普通列車。
写真は発車を待つ「快速サンポート 松山行き」
江戸時代から丸亀湊は「こんぴらさん参り」の玄関口。
昔はここから歩いて行ったのだ。
商店街はほとんどが店を閉じているかシャッターが下りていた。とても、寂しい。
ひときわ目立っていた本屋さん。さすが、香川が本拠地。
都島近辺にもありましたね。
天守閣が当時のまま残っているのが日本には12城ある。
そして、大手門と天守がふたつとも残っているのは丸亀城だけ。
大手門をくぐった後「見返り坂」とよばれる坂道を登っていくと三の丸。
海抜50m以上あるため眺めがすばらしい。
さらに、天守閣をめざす。
讃岐富士と呼ばれる飯野山。
わかりにくいですけど、瀬戸大橋です。
最後の坂を昇りきると天守閣に到着。
かわいらしい天守だが中は趣があり、時代も感じられる。
急な階段を上がると眺望は実に素晴らしかった。
さて、このあと、またもや予讃線に乗り、丸亀から西へ3つ目の駅、海岸寺駅というところに移動した。
地図でたまたま見つけたのだが、駅名にも惹かれた上に、駅からすぐのところにまさしく海岸があるというので泳いでみようと考えたわけだ。
もちろん、水着セットも大阪から持参していきました。
実をいうと、この駅に到着して、駅名の看板と列車の写真を撮ったときに悲しくもデジカメのバッテリーが切れてしまったため、ぼくが泳いだ屏風ヶ浦海岸の美しい風景を撮ることができなかった。
それだと、絶対心残りになるし、皆さんにも観ていただきたいと思い次の日もう一度写真だけを撮りに訪れたのである。
というわけで、この続きは来月のコクア通信でご紹介しますので、お楽しみにしておいてください。
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